2005-01-01から1年間の記事一覧

肉と、祈りと、倉橋由美子さんの、値段。

小説家の倉橋由美子さんがお亡くなりになられました。 ご冥福をお祈りいたします。 彼女の書いた「聖少女」は、大学一年生の頃に読んで、僕は大体その頃から「少女」というものについて考え始め、そしてそれから一生取り憑かれていくことになります。僕の中…

エスカレーター・シンデレーラー

深夜にベルトは回りません。 エスッカ、レター。エスカレーター。レターを、運ばない回転。 単純に、仕事だったんですね。夜中の12時を過ぎた頃に、代理店に書類を渡しにお遣いに行くのですが、夜中だから当然会社のエスカレーターは機能停止してて(その停…

神様、きれいなおっぱいを救って(巣食って)!

田都線が渋谷に着くと、おっぱいの見そうなというか殆んど見えてる服を着た、女性が乗ってきたのです。 ま、まじで? おばあちゃん? そう、ババアさんだよ。裕に六十は超えられている、ババアさんが、そういう服を着て、人間山盛りの田都線に、すーッと乗っ…

今度、物語の主人公にしたい人

まゆ毛だけが、 白髪の、 少年、きらきら。 本当に、見たんです。交差点をすれ違うとき。本当に美しかったんです。泣くよ。泣きました。

健康診断 from 地球の中心

3kg痩せてました!ぃいいやっっほほーいい!! なーんて。どうなんでしょ。こわー。えへへ。仕事の所為?いやいや。夢いっぱいだもん。 ともあれ。 僕は3kg分、地球の中心から見離されたことになります。 中心は、得体が知れないです。 それは、自分の体で…

努力する骨折

職場付近のローソンで眠眠打破を買おうとしてると、眠眠打破の濃縮カフェインより、更に数倍煮詰めた漆黒の手が、すう、と音を立てて、ゼナⅡを取りました。 ああ、間違いないね。 黒人だ。 足を。 彼は、足を折っていました。黒人が、足を折っている。 だか…

ドラクエな二重人格

年下の、ラブリーな男の子がいて、彼がドラクエについての触れていました。 名前を、どうするか? これは、実は結構難しい問題なのではないでしょうか?四人です。四人も、名前を付けなきゃいけない。一人つけるのでも、すごい仕事。そう、自分の名前を付け…

鼻折れブルー

天狗ではなく、美しい人。 電車に乗っていると、露骨に撲られた感じの青い痣で、鼻の折れ曲がった、皮膚の綺麗な女性が乗ってきました。 曲がっていても、綺麗なものは綺麗だなぁ、と、しばらく見とれてしまいました。電車に射し込む斜陽が、またプリズムの…

男の中の男の中の牛男

今、西部劇の映画を山ほど見ています。ウェスターン・パフェてんこ盛り。"11人のカウボーイ"とか、"ヤングガン"とか、"荒野の七人"とか、"続・荒野の七人"(笑・闘い過ぎ)とか、"デッドマン"とか、"バッドガールズ"とか、めちゃくちゃ。 で、一つ気付いた事…

どこでも小ドアに、脳in

「壱岐ってさぁ、脳みそ半分ないんじゃないのぉ?」 「や、多分半分は宇宙のどこかにあるんですよ」 と、思わず先輩に応えてしまいました。咄嗟にしてはナカナカ意表をつく返しなのではなかったでしょうか。 僕の脳の半分は、宇宙のどこかにある。 という感…

ガングロ流儀

ランチ鮨を食べていると、ガングロ(色浅)のお兄さんが入ってきて、開口一番、店員のおばちゃんに 「あのさぁ、どこの席が携帯の電波一番立つの?」 ほう。席の選び方がね、合理的。お兄さんおもむろに携帯を出すと、何とビジネスの会話です。一寸カッコいい…

20mタクシー

深夜3時。仕事を終えて六本木から三軒茶屋へ、タクッシー。最近多いです。 今日は一寸ラッキー。よく喋る運転手さんだったし、僕も激務の割にそこそこ機嫌が良かったから。というか、諦めですかね。諦めた心に、真夜中の運転手さんの声は、抵抗なく入り込ん…

美景

頬にパックリ傷のある、女の子。 左腕を骨折してる、男の子。 午後3時電車に、丁度二人、並んでいました。 「分からないけど、何だか綺麗な傷だなぁ」 故に。 今日は、薄くて透明な傷を考えながら、ドラムを叩きました。

オンなオフ・ビート

オンとオフ。ビート。 オン・ビート。ビートに“乗った”物語。フィクション。映画。 オフ・ビート。クライマックスのない日々。淡々とした日常。日記。 今日、沼 直也(d)さんと辻 コースケ(per)さんのライブを聴いてきました。 たった二人なのに、まるで阿修…

ALL温野菜

お昼を食べた帰りに、世界に存在する全ての野菜が温められました。 信号を待っていると、小学生の男の子が二人で隣に来ました。彼らぐらいの歳だと、秘密も外に打ち明ける種類のものばかりで、如何にも幸福そうに喋ります。だから、大きい声です。 A:「温…

わざわざ孤独 と RX

黄色い耳栓をして。 ついでに、 テトリスに閉じこもっている、青年が隣にいました。 んな怖いか?世の中が。 僕は、 耳栓の代わりに鄯−pod、してるだけか。 庭園美術館でのJames ENSOR展で、ENSORが「ナポレオンの要塞」という作品を描いていて、それは要…

・ 鶴のリング/¥5,460/かすう工房 ・ マドレンガの犬(絵本)/¥1,890/クレヨンハウス ・ James ENSOR の絵葉書、三枚/¥300/庭園美術館 ・ 棗バター,鳥の子,紫根,深支子,路考茶,桧枝。(和菓子6点) /¥1,575/HIGASHIYA 全く無駄のない、素敵な…

悪女礼賛

たまたま某映画祭に来ていた、嘗ての予備校の教え子が、悪女になっていました(笑)。いいぞー、いいねー。 あははははは。 悪女に会うと、僕は軽くチルアウトしちゃいます。だって、悪女と付き合うことが多いから。というか、僕は過去、本気で好きになり、付…

女は女である

ゴダールの映画を朝一で見ました。何故かとても見たくなったのです。ヨーグルトとコーヒー牛乳を用意して、DVDセットします。とてもいい朝。 「女は女である」 見ると、前の彼女を思い出してへこむかなぁと思っていたけど、露骨にアンナ・カリーナが二股…

青ねぎのハード☆ロック

CDを「とりあえず」22枚売ることにしました。「とりあえず」というのは、えー、たいそう未練がましく殆ど聴かないのに、何故か売りたくないCDが山ほど残っているからです。最初は”よーし、こいつぁ売るぞんブルゾン!!“と意気込んでいたものが、その…

頼むから休みください。今、仕事から帰ってきました。明日も早いしなー。 某代理店にお遣いに行った帰りに、某代理店が出版している「広告」を買って帰りました。二月号で”文房具が教えてくれたこと“特集です。てか、ツボです、文房具。 本の中で、文字とい…

月島

もんじゃー帝国。多すぎだろ、と突っ込んでしまうくらいもんじゃの店が沢山あります。僕が見ただけでも裕に30件はありました。銀座とか、恵比寿とか、ああいうところは客の舌も肥えてるから、非常に高度な技を持った料理店がその激しい競争に生き残るため…

頭の中に少女の映像が思い浮かぶと、笑っちゃいます。あははははははははははははははははははははははははははははははははははははは(←ふふふ。とか、へへへ。とか、くくく。じゃないところがミソです。ははは。はゲゲゲの鬼太郎さんが証明しているように…

① 交差点に細魚(さより)の群れがいまして。光るやつ。目はなく、ひれもなく、その泳ぎ方だけが本当に細魚たちそのもので。あああ、勿体ぶってるけど、交差点に魚なんているわけないじゃんか、それ本当は・・・ミラーぼーるー(旧ドラえもんの声で)。そう、ミ…

BMWはもうCM作ってない。って、知ってる人いるかなぁ。BMWはもう完全にweb広告に、宣伝費を全投資してて(それこそ数億$単位で)、マドンナやら監督にはガイ・リッチーを使って、10分弱のBMWプロモーション映像(というか、最早映画という出来…

お昼に楽しみにしてたハチミツパンを、同期の子に食べられてしまいました。

雨が目にしみる。アーバン・ブッシュマン。都会で暮らす、ブッシュ・マン。黒人。アメリカン・アフリカン。孤独になるしかなくて、帰れない大地を目指しながら、雨を食う。全身真っ黒で、雨に濡れてもっと黒くなる、ブッシュ・マン。雨が骨を冷やして、それ…

新宿御苑で研修があって、その帰りに同期で気の合う仲間四人と新宿駅まで歩くことにしました。その中の一人のK君がいつもいい居酒屋をエスコートしてくれるので、新宿といえば!と期待していたら、地味な中華飯店に案内されました。なんといって言ったらい…

■ 樹靴の樹あー。朝4時。この映画は1978年にカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した作品です。確か3時間半くらいはあったと思うんですけど、ずっとずっーと気持ちいい感じでした。田舎の物語なんだけど、出演者が全て本物の農民で、ロケも農家。映画を…

今日は会社の友達何人かを原宿案内しました。 骨董店街(人形屋佐吉など)→アート系の書籍店漁り(NATIFとか)→NEMETH(笑)のコースです。趣味だなあ。福岡から出てきたばかりのY君は、プロデューサー志望で、しかしながら全くデザインや絵の世界に触れたことの…