2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧
通りを歩く人たちは、気付いていないようです。 雨が降った後のコンクリの道路を歩いた跡には、微かに自分の足の形が留まっていること。そういう足跡には、一瞬その人の過去の記憶だとか、これからの時間が映っているようです。 歩く度にそれを目の当たりに…
喫茶店でアイスコーヒーを頼む機会が増えてき増した。 そういう季節です。 ブレンドよりアメリカン、ホットよりアイス。 さっぱりの、加減が繊細になる季節。 本を読みながら、ふとアイスコーヒーのグラスに眼をやると、表面に粒粒の水滴が垂れはじめていま…
お好み焼きやさんで夕食をとったのですが、店長の奥さんの趣味で色んな辛味やスパイスが取り揃えられていたんです。 ◇黄金の一味、◇DEATH SPICE、とかどれも大抵物々しい名前で、見てるだけで、何だかドキドキしてしまいます。マッドサイエンティストの実験室というか…
「電信柱の影は、ほんものより長いんだよ」 そういう歌を、聴きました。 というか、歌が→僕に。聞いてきた感触がしたんです。 影が、ほんものより長い。というのは一体どういうことか? 影は、本体より、存在価値が上なのだろうか?そういう場合も、多分ありま…
自意識ではなくて。 例えば、「もぐら花火」のことを唐突に考えてしまいます。 「もぐら花火」は何かというと、これは日本がまだ本当の意味で平和だったころ、子供たちの間で流行っていた遊びの一つです。① 夕暮れが終わるころ、子供たちはまず市販の打ち上げ花…