努力する骨折

職場付近のローソンで眠眠打破を買おうとしてると、眠眠打破の濃縮カフェインより、更に数倍煮詰めた漆黒の手が、すう、と音を立てて、ゼナⅡを取りました。



ああ、間違いないね。



黒人だ。



足を。



彼は、足を折っていました。黒人が、足を折っている。


だからどうしたというわけでもないけど、その事実だけで、僕の中の強烈なフェチズムがマッシブに作動し始めたんです。

かっこいいんだよ、黒人が。


彼は、一緒に来ていた白人の男性にしきり“study”という言葉を連発していました。しかもその“study”は、単なる発音ではなく、その言葉に特別な感情があるようなのでした。






→ 足を折った黒人が、“study”を連呼する。





どうですか?詩的では、ないでしょうか、この光景。彼の骨折も“study”の過程で生まれたものなのでしょうか。


彼の示す“study”

と、

その結果としての骨折。


僕は、生まれて一度も骨折をしたことがないのです。今日は、生まれて初めて、骨折したいと思いました。“study”の成果として。

でも、肝心の“study”がまだ、定義できていないや。



骨を折りまくることの出来る、“study”の多い、豊かな人生を、祈って。(彼氏や彼女がいる人は、相手が本当に大事なら、積極的に骨を折ってやるべきだと思います。それは、愛情の努力です)