神様、きれいなおっぱいを救って(巣食って)!

田都線が渋谷に着くと、おっぱいの見そうなというか殆んど見えてる服を着た、女性が乗ってきたのです。



ま、まじで?



おばあちゃん?



そう、ババアさんだよ。裕に六十は超えられている、ババアさんが、そういう服を着て、人間山盛りの田都線に、すーッと乗ってきたのです。




すーッ、と。




ああ、服が緩いんじゃなくて、明らかにそういう意図でデザインされた服だったので、僕は驚愕たのです。


だ、誰に見せるのデスカ?


多分、彼女の存在に気付いた人、全員にでしょう。醜さも含めて。うん、正直やっぱり気持ち悪いんです。ごめんなさい。が、実はそこが肝心なところで、絶対彼女の中には女性としての“劣化”の自覚はとっくに芽生えているんでしょうけど、それを知った上で、なお超然とそうする彼女が、僕はカッコいいのだと思うのです。(というか、気持ち悪いごめんなさいと言ってる時点で、僕の器は小さいなぁ)

しかもですよ、それを、


渋谷のど真ん中で!!!でーーーーーッ!!!!!


それが、すごいんですね。外面の老化に反比例して、胸を晒すたび、彼女の精神は増々洗練されていくのでしょう。東京は、そういう意味ではすごい自分を磨くのに、残酷なくらい適した場所で、ある意味女性が自分の中の少女性を保持したいと考えるとき、こんなに適した場所は他にないかと思われます。


ごみ溜めの中で蘇生する少女性。少女ゾンビ。一寸、惹かれる・・・でも、ごめんなさい(笑)やっぱ、若い娘のおっぱいが、いいでしょう。


僕は凡人です。でも、ババアさんの、おっぱいのきれいな部分は見過ごしません。そういうのが人生を楽しむコツなんじゃないかと、最近思ったりします。


常識を無視した、渋谷発の老いたおっぱいは、たった一瞬のキラメキを持って、永遠を保障されます。




神様。神様!!どうか。世界中の少女を、救って(巣食って)下さい。




うえーん、やばいよ、本当に涙が出てきた。