■ 樹靴の樹

あー。朝4時。この映画は1978年にカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した作品です。確か3時間半くらいはあったと思うんですけど、ずっとずっーと気持ちいい感じでした。田舎の物語なんだけど、出演者が全て本物の農民で、ロケも農家。

映画を作る。まず脚本を書く。当然のプロセスだけど、僕はこれがあまり好きではありません。まず、目線のこと考えます。僕が見るのではなくて、主人公が見る。そこに女の子が映れば、女の子の目の高さで、見て、考えて、悩んでみたいです。出来れば。撮影中でも、物語とは全く関係のないトンボが近くを飛んでたとして、ふとそれがどうしようもなく気になれば、勝手気侭にカメラを向けれるような、無邪気さ。

樹靴の樹で、こんなシーンがありました。


「家の二階から、母親が洗濯物を投げる。階下で受け取る、二人の小さな娘。母親は面倒くさそうに、幼い姉妹はそれを遊びとして愉しんでいる。
姉妹は洗濯物を洗いに出かけようとするが、近くの納屋から馬が逃げ出す。馬を追う農夫、ささやかかな喧騒。そして、あえなく馬は捕まり、すぐに静寂。一歩も動かないでそれを見守っていたのは、唯一姉妹だけ。それは、決して大事に至らないことが分かっていながら、事件を探すように馬追いを眺める、二人の女の子。
で、何事もなかったかのように、洗濯物でじゃれながら家を後にする。」


・・・・・と、たったこれだけなのに、僕はすごい感心してしまったのです。何が面白いしろいの?と聞かれると困るんですが。
一つ言えるのが、脚本という“場”を見つめる眼差しが、監督の目ではなく、完璧に少女たちの目であったこと、に対して感動したのかもしれません。あまりに全てが自然すぎて、それが周到に練られたものだとは、全く気づかんですよ。Good Job!





■ エイリアンVSプレデター

ふいー。夜9時。だぁっはははははははははははははははははははははははははは。
もーう、面白過ぎだよ、これ。で、やっぱ最後はマザーかよ!エイ(ド)リア〜ン!