茶ップリン
お茶のプリンだから、“茶ップリン”(静岡県名産)
いきなしネタばらしですか、ほほほ。女の子にもらったんです。
本物のチャップリンは非常に賢い道化師だけど、その子は人を騙せるほど賢くなくて、(偏った嗜好はあるものの)人を愛する能力にとても長けていて、人を騙そうとして結局自分も一緒になって騙されて踊ってくれそうな、そんなヴェリー・キュートな女の子が茶ップリンをくれたわけです。
いや、というか、正確には茶ップリンではなくて。
“茶ップリン”というプリンがあるんだよっていう面白インッフォメィーッションを引用して、実際は茶ップリンではないノー・レーベルのプリンに、付加価値を付けてくれたのです。丁寧仕事。
だから、僕の中ではただのプリンが“リアル・茶ップリン”です。
騙される味って、うめーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
本当に心地よく騙されているから、食後に茶を飲む必要も、なし!
nice!付加価値!
bad!負荷価値!
Happy Birthday!孵化価値!(本日、同級生が二児目を出産)
その赤ちゃんが大きくなって、例えば修学旅行とかで“茶ップリン”を食べるとするじゃないですか。そうしたら、僕は多分泣くんです。
世界って、そうやって連鎖していくんだよな。って、そういう連鎖の確認を、その都度自分の中で出来ていけたら、ああ、何かいい人生だ。そしたら、いい映画も撮れるようになるかもしれない。
帰りの電車で、画用紙に描いた首飾り絵を、とても大事そうに掛けている女の子がいました。
その子も、ただの紙にただならぬ付加価値をつけて、本物の首飾りにまで本質を昇華させていたのだと思います。孵化。新しい価値の誕生で、ハッピー・バースディ。
でも、時間が経つと、それはただの紙になるんでしょうね。生きていると、日々大切なことに遭遇しすぎるから、すぐ忘れてしまうんです。
でもなるだけ忘れないようにして、世界の連鎖をしっかり確認していきたいです。
そうこうしている内に、“茶ップリン”が宝物になっちまったよーん!!!
チクショウ!騙された(笑)えへへ。