点景

歩くたびに揺れ〜る長ぁい耳の犬がいて、それを見た女の子が「あの犬カンガルー?」と大きな声で自問したら、意外に若そうな女性の浮浪者が脇をだるそうに掻いて、おじいさん両手をフルに使って頭上に大きな円を構えた(気孔)頃に、少年野球部のランニングスタート!真っ赤なユニフォーム、爽やかな出血みたいにすごい流れで、一人だけ女の子、彼女一人だけ笑顔、おしっこする耳長犬(reprise)、野球部少女リターン・ダッシュ(reprise)、時計は朝の九時半で、三人姉妹が滑り台に笑顔のまま飽きてきた、曇りで、僕は一寸泣きそうになるのです。


朝の散歩。近くにいい公園を見つけてしまいましたとさ。